キミと見た景色をもう一度




私に出来ることは、何だろう。



どうやったら、拓人の力になれるのだろう。



「確かに、痛みや苦しみが消えることはないけど・・・
こうやってされて嬉しいし、拓人の言葉が心を軽くしてくれる。
・・・拓人がいなかったら、生きることを選択してなかった」



「・・・・・・」



「だから、ダメなんて言わないで」



言葉を一つ一つ拓人に届くようにしておいていく。



全てが終わると、拓人はより腕に力を入れて私を抱きしめた。



「ちょっ・・・拓人・・・苦しいよ」



「・・・が・・・う・・・」



「・・・?」



「あり・・・がとう・・・。生きてくれて、ありがとう・・・」



肩が拓人の涙で、ぐしょぐしょになった。