キミと見た景色をもう一度



「まさか、お風呂にも入ってない・・・っていうことはありませんよね」



「う・・・それは・・・」



「入ってないんですか?」



「はい・・・すみません」



先生は教卓に手をつき、私に謝ってきた。



不潔だなぁ・・・そうだ。



「先生」



「なんだ?」



「拓人は朝、水を浴びて体を洗ってきたみたいなんですけど、
先生も水で体を洗いますか?」



「いや、今の季節考えようよ。俺、死んじゃう」



「私たちよりも体が丈夫な先生なら大丈夫ですよ」



「いや、あのすみません!嫁と仲直りしてきますんで!!」



今度は土下座して謝られた。



私もそこまで鬼じゃない。



だからその言葉を“一応”信じることにした。