その日の夜は大変だった。 鎮痛剤を今までにたくさん投与してきたため、効果が薄れてきてしまったのである。 痛くて、眠ることなんか出来ないくらい。 しかも二時間おきにしかボタンを押しても鎮痛剤は出ないようになっている。 「ゔ・・・いっ・・・」 「頑張れ、憂」 痛くても我慢しなくちゃいけない。 私が辛い声を出すたびに拓人は優しく背中を摩って、 手を握ったり、 優しく声をかけてくれる。 それだけでも、結構安心できたりする。 だから、その日は何とか頑張ることができた。