席についてかばんを横にかけると、机の上にいくつかの飴が置いてあった。
お菓子を持ってくるのは、こいつぐらいしかいないと思い、横に目をやる。
すると、拓人と目が合った。
「それ、お礼だよ。マフラーとセーターの!」
「・・・ありがと」
拓人のほんわかとしたオーラが私を包み込んだ。
飴・・・好きなんだよなぁ・・・。
だから少し嬉しかった。
が、しかしそんなほんわかムードを壊す奴がやってきた。
「おー二人とも揃ってるなーじゃあ、ホームルーム始めるぞー」
なんとまぁ棒読みで、やる気のなさが伝わってくる先生の声。
それよりも私が気になったのは、昨日と同じ服装をしていたということ。
「先生。昨日、家に帰りましたか」
それを言うと、先生の方が不自然に上がったのがわかった。

