「痛み止め打つ?」 「ダメ、まだ一時間空けないと・・・」 「そっか・・・がんばれ憂」 背中を優しく摩ってくれる拓人。 それでも良くなるわけじゃない。 呼吸をするのが痛くて辛い。 「ゴホッ・・・ゴホッ・・・」 「・・・憂」 「気持ち悪い・・・」 服用している薬の副作用のせいで、眠気や吐き気が襲ってくる。 痛みを和らげようと枕に顔を埋めて、 筋力の全然ない手に力を入れ布団を握り締める。 こんな生活が終わりまで続くの??