「・・・何か、いろいろありがとね」 「うん?」 「それから心配ばかりかけてごめんなさい」 「全然」 「拓人がいったとおり、ここに来れてよかった」 少しずつ霞んでいく景色。 それでも、私の頬は緩んだまま。 嬉しいのに、目には涙が浮かんでいる。 突然、拓人がそっと私の手を握ってきた。 「また、星座のこと教えてよ」 「しょうがないな・・・」 涙のことを言ってこない拓人の優しさが身にしみる。 ありがとう。 本当にありがとう。