キミと見た景色をもう一度




「聞いてよ~今日の朝、近所のおばさんが花に水やしててね。
その水がバシャッと僕にかかっちゃってね―」



「いいから服を着ろ!!」



「え?でも・・・濡れてるよ?」



このままだと、私の心臓が持たない。



とにかく拓人の裸を見なくてもいいようにしなくては、
私が目のやり場に困るため、セーターを脱いで拓人に渡した。



「はぁ・・・制服が乾くまで、それ着てて」



「うん、ありがと。そういえば昨日のマフラーって憂のだよね?」



「そうだけど・・・」



「ありがとう。僕、憂のそういうところ大好きだよ」



「!!!」



恥じらいもなく

『大好き』

なんて言葉を口に出し、まわりにのほほんとしたオーラを漂わせている拓人。



こいつは!!!
私を殺す気か!!!