キミと見た景色をもう一度




「はい、車椅子」



「ありがとう・・・」



私を音楽室まで届けた後、再び1階まで降りて私の車椅子を取ってきてくれた。



本当に、申し訳ない。



拓人だって、今は症状は軽いけど私と同じ病気を患っているんだ。



無理はさせられない。



「あんま、無理・・・しないでね」



「・・・無理なんてしてないよ。憂のこと好きだから全然平気」



「う、うん・・・」



最近は、よく好きって言われるようになったような気がする。



前よりもずっと。



でも、何度好きといわれても慣れないもんだなぁ・・・。



今のも結構恥ずかしかったし・・・。