今日の夜ご飯は、カレーライスだった。 うちはチビ達が多いから少し甘めの味付け。 これも幼い頃から変わっていない。 先生の味。 「ごちそうさまでした」 「はい」 膝にたくさんの皿を乗せて、台所で洗物をしている先生の元に。 「ありがとう、憂ちゃん」 「いえ、今の私にはこれぐらいしか出来ませんから」 ついそう言って先生の顔を見ると、笑っているのに悲しい顔をしていた。