図書館は受験生と思われる学生や
資格の勉強をしているサラリーマンなどがいたが静寂に包まれていた。
私と拓人は席について、教材を机上に広げた。
「はい、これ」
「??」
「あんた、授業中お菓子ばっか食べてるでしょ?
だから簡単にだけど授業内容をまとめておいたノート」
「ありがとう、憂」
「ん」
迷惑かと思っていたけど、拓人はいつものように喜んでくれた。
・・・勉強の間、たまに拓人と目が合った。
その度に私は一度視線を逸らし、そしてまたすぐに拓人を見る。
でも、拓人は視線を逸らさないまま私を見ているからまた目が合う。
小さく微笑んでくれる。
ちっぽけだけど、幸せって感じる。

