キミと見た景色をもう一度




「私、長く生きられないことはすごく悔しいし悲しいって思ってます。
でも・・・!今はそれ以上に幸せですから!!」



しわくちゃな顔を上げ私をしっかり見つめる。



真っ赤になった目。



「だから、私のことは大丈夫ですから」



「でも・・・」



「・・・もし自分のことが許せないのなら、
私の我がまま聞いてもらってもいいですか?」



「もちろんよ」



繋がったままの手に力が入り、
反対に繋がっていないほうの手はこぶしを作る。



「これからも幸せに暮らしてください。お母さん!」



「えぇ・・・」



“お母さん”は嬉しそうにまた涙を流した。