キミと見た景色をもう一度




「落ち着いた?」



「・・・うん」



鼻声になって自分の声じゃないように聞こえた。



ゼロ距離になっていた体を離し、微妙な距離を置く。



恥ずかしくて拓人の顔なんか見れないけど、すごい視線を感じる。



「僕に話せることある??」



「・・・本当はあんな言葉、言うつもりなんてなかったのに
・・・自分で自分が制御できなかった。
また・・・あの人を傷つけた・・・」



「憂はお母さんに何を伝えたかったの?」



私が本当に伝えたかったこと・・・。



その答えは、あの人が私に会いに来た日からずっと決まってた。