結局、30分粘ったもののあまりの暑さに拓人がノックアウトした。


こんな暑いのに頭なんてまわるわけないでしょ。



「うへ~暑い」



「ほら、ジュース」



「ありがとう」



「・・・ん」



炭酸飲料の入ったペットボトルを渡し、自分もジュースを飲む。



カラカラに乾ききった喉に、刺激のある炭酸飲料は気持ちよかった。