バカだ。 本当に・・・! 「バカ!!何で朝言わなかったの!!」 「だって、迷惑になっちゃうし・・・」 「迷惑なんて思わないし。 そんな気遣いよりも正直に言ってほしかった」 「ごめんなさい」 「・・・ん」 私は教室の棚の中にある救急箱を取り出して、突き指をした指にテーピングをした。 「はい。午後は私が弾き語りするからそこらへんに座ってて」 「うん。ありがとね、憂」 テーピングして白くなっている指を見せながら、 作り笑いじゃない笑顔でお礼を言われた。