キミと見た景色をもう一度




『あの大きな光を放つ星が―・・・』



雰囲気を崩さないためか小さなアナウンスが流れる。



正直、聞き取りづらい。



「ん~・・・ねぇ憂」



「何」



そんな空気を察してか、拓人も小さな声で話しかけてきた。



「アナウンス聞こえないから、憂が説明してよ」



「え・・・」



「天体好きなんでしょ?」



「・・・まぁ」



「お願い」



顔の前で手を合わせる。



仕方ない。



「わかったよ」



私がそういうと、人工の明かりに照らされた拓人の顔が笑顔になった。