高い建物など一切ない街を歩く。 すると、アルプス公園が見えるほど近づいていた。 公園に入ると、小さなブランコとシーソー、それから定番の滑り台。 しかし、この公園で遊んだことなど全くない私にとっては、 懐かしいとかそういうのはなかった。 あ・・・拓人。 拓人は公園の出入り口から背を向けて、空を見上げていた。 「何見てるの?」 背後からそっと近づき尋ねる。 「うわぁ!!なんだ、憂かぁ・・・」 「私で悪かったね」 うん。 変わらない、失礼な態度。