「あ・・・あぅ・・・その・・・何でもない・・・・」



「うん?」



「・・・・・・」



「また、明日ね」



「うん・・・」



掴んでいた制服を離すと、再び背中を向けて歩き出す拓人。



ん?また明日??



今日は、土曜日のはず。



明日は日曜日・・・。



拓人の背中に向かって大きな声で叫んだ。



「え、拓人!!」



「んー?」



「また明日ってどういうことー!!!」



拓人は振り向いて、ニッコリと笑うと・・・。



「明日、1時にアルプス公園ね!!」