「悩み事なんて・・・ありませんよ」 「憂ちゃん。私たちはもう17年も一緒に暮らしているのよ。 嘘ついたってわかるわ」 「・・・」 「それでも、言えない?」 「・・・まだ、言えません」 しばらくの間、沈黙が流れる。 ほんの数秒のことなのに、私には何十分もの時間に感じられた。 「そう・・・」 「・・・・・・」 「憂ちゃんが私に言いたいと思ったときで良いから、 いつかちゃんと話してね」 「・・・はい」 いつか・・・かぁ・・・。