誰も知らない私

「・・・う、、、、紫雨!」

「えっ?」

顔を上げると、心配そうな顔をした3人がいた。

「大丈夫?具合悪い?」

「あっ、大丈夫。少し考え事してて・・・。」

色んなことを考えているうちに黙ってしまっていた。

「・・・顔色悪い。送ってくよ。」

俯いていると、四樹がいきなり私の手を引いて教室を出た。

「悪いけど、二人で出かけて。」

「わかった!また、明日ね!」