午後から雨という事は…
あと5時間!!



いや…
夕方くらいかも知れないから、あと10時間はあるかも知れない。

でもどちらにしろ、もうほとんど時間がない!!


ショウゴは…
ショウゴは一体どこまで真相に迫っているのだろう!?


私はポケットから携帯電話を取り出し、ショウゴにメールを送った。

もう何もかも分かっているくらいではないと、とても間に合わない!!



「亜由美、あなた早くしないと学校に遅れるわよ」

「う、うん…」


学校に行っている場合ではないが、このままメールの返事を待っていても仕方がない…


「亜由美!!」

「い、行ってきます」


私は追い出される様に家を出た。
玄関先で空を見上げると、確かに昨日とは違い雲が重く感じた…


私は携帯電話を、いつも入れているスカートのポケットから制服の胸ポケットに移した。

ここの方が少しでも早く取り出せる。


私は通学中、ひたすらショウゴからの連絡を待った…


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