私はロッカーのキーを、鞄の内側にあるファスナー付きのポケットに大切に入れると席を立った。
ショウゴの無事を祈りながら…
翌日…
天気予報通り、曇り空だったが雨は一滴も降らなかった。
ショウゴからは何の連絡はなく、美玖や彩香と話をする事もなくなった私は、独りでただぼんやりと空を見て過ごした。
次の雨の日には私に何も起きない安堵感からなのか、ショウゴに対する信頼感からなのかは分からないが、意外にも私の心は穏やかだった…
もしかすると、"死ぬかも知れない"という事態を、自分の事として受け入れたからなのかも知れない。
しかし翌日の…
少し寝過ごした私は、慌てて鞄を持ってダイニングに飛び込んだ。
そして、テーブルの上に用意されていた食パンを咥えると、いつもの様に間続きのリビングにあるテレビをつけた。
「今日の天気は…と」
テレビ画面の左上に表示されている天気予報を見て、うるさいくらいに心臓の鼓動が急激に大きくなった。
「午後からの降水確率が…は、80%!?」
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