手首の内側についたアザ…
一体何を意味しているのだろうか?
あ…
そういえばリサに聞きたい事があったんだ。
「ねえリサ…
話は変わるんだけどさ、あのサイトになぜ入ったの?
まさか自殺しようと…」
一瞬リサは私の顔を見て呆気にとられた後、思い切り吹き出した。
「馬鹿ねえ、そんな事考える訳ないじゃない!!
あそこはね、登録していたSNSで知り合った人が教えてくれたのよ。
ちょっと落ち込んでいた時に"死にたい"とか言ったら、それじゃあ行ってみろって…」
何かどこかで聞いた様な話の展開だ。
私は更に詳しく聞いた…
「それって、どこのサイトの何て名前の人?」
「サイトホームタウンの、ケイジっていう人だけど?」
ケイジ!?
私が登録しているサイトとは違うサイトだが、私にあのサイトを紹介した人間と名前が同じだ!!
ひょっとして同一人物なの?
「じゃあね」
「あ、うん…」
4階の教室の前に着き、リサは自分の4組の教室に入って行った。
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