成り行きで決めた事…


それは偶然ではなく、何者かが導く必然だ。

漆黒の闇から響き渡る声に囚われた者は、自らの意思に関係なく最悪の選択をする。



カラオケボックスでのオフ会は、亜由美が望んでいた事ではない。

いや、一番危惧していた事態のはずだ。


にも関わらず、いつの間にか危機感を取り除かれ、参加を決めている…



見えない力
聞こえない声

掴まれた腕は決して放される事はなく、少しずつ闇へと引きずられて行く……


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