午前中からほぼ入り浸りだった私は、時折会話に入りながらずっと様子を眺めていた…

みんな意外と暇なのか、それとも出先でも携帯電話を使って入室しているのかは分からないが、結構会話に入ってくる。


不思議なもので…
5人という少人数と、他に誰も入る事がない空間は連帯感を呼ぶ。

最初にあった不安感も徐々に薄くなり、日が暮れる頃にはすっかり無くなっていた…


私が夕食を済ませて部屋に戻った時には、ミコ以外の4人がある話題で盛り上がっていた。

オフ会の話だった…



「オフ会か…」

確かに、このメンバーに会ってみたい気がする。
でも、直接会う事に不安がない訳でもない…


みんなが中途半端な反応を示す中、アキラがひとつの提案をした。

>アキラ
じゃあさ、カラオケボックスで集まろうか?
電気暗くしてさ。



カラオケボックスか…
最近妙に集団自殺が多いし、少し気味が悪いな…


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