「ま、待て…
待てミコ!!」
「ううん先生…」
滝口の言葉を遮りミコが話し続ける。
「それでも先生…
私は先生を愛していたの。
分かっていても、それでもずっと先生に協力してきた…」
ミコの目から大粒の涙が、まるで真珠の様にキラキラと輝きながら次々と落ちていく…
「最後まで先生は、私を道具くらいにしか思わなかった。
それでも…
私は先生を愛していた…」
ミコは最後に、泣きながら少女の様に
笑った――…
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…