「お前が考えている通り、ケイジは先生だ。
そして、サイトDAを作ったのも運営しているのも先生だ…」


滝口は机の上に置いてあったコップを掴み、少し口に含んだ。

そして再び話し始めた…


「そもそもサイトDAを作ったのは、ミコ…江藤と心中してくれる人達を探す為だったんだ。

いくら探しても、地元に自殺サイトなんてなかったし…
仕方ないから、自分で作ったという訳だ」


私はその話に唖然とした。
自分達の事故満足の為だけに、他人を集め利用するなんて…

「じゃあケイジという存在は、先生が自分の自殺サイトに誘い込む為だけに、あちこちのに登録して活動していたという事なんですか?」


「なんだ小町…
お前は頭良いな。
そうだ、その通りだ!!」

滝口の表情が、高校の教師から徐々に1人の犯罪者の顔へと変わっていく…


「楽しいぞ。
自分の作った自殺サイトで出会った奴等が、待ち合わせをして死んでいく過程を見るのは…

馬鹿だよなぁ。
あいつらは本当に馬鹿だよ」

滝口の言葉に思わず後退りした…


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