翌日の朝…
だいぶ痛みは治まっていたし、鎮痛剤を飲んで学校に行く事にした。
学校の授業などどうでも良かったが、自宅でゴロゴロしている訳にもいかない。
額の傷を隠す為に、大きめの黒いヘアバンドをして家を出た。
しかし、校門が見えた時、私は登校した事を後悔した。
滝口が校門で、服装と持ち物検査をしていたのだ。
私はまだ前回指摘された事を、まだほとんど直してはいなかった。
「マズイなぁ…
でも今更帰宅する訳にもいかないし」
暫く考えていたが、もうどうする事も出来ない…
私は悩む事を止め、検査に引っ掛かり注意される事を選んだ。
校門までゆっくり歩いて近付くと、笑顔で滝口の横をすり抜けた。
「おはようございます」
普段なら目を合わせない様に通り過ぎるところだが、一昨日助けられておいて無視する訳にもいかない。
あ、あれ…?
明らかに校則違反の私を、滝口は見逃した…
不思議に思いながらも校内に入ると、背後から声を掛けられた。
「小町!!」
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