「うっ…」
身体に激痛が走り、私は意識を取り戻した。
視界は薄い霞みがかかった様な状態から、徐々に焦点が合ってくる…
仰向けに寝かされているらしく、天井の蛍光灯が4本目に入った。
それにしても、いったいここはどこだろう…
「大丈夫でしょう。
額の傷も深くはありませんし、背中も打撲で骨には異常はありませんね。
まぁ痛みは残りますが、明日1日安静にしていれば徐々に治まってくるでしょう」
「そうですか。
ありがとうございました」
ベッドのそばで話し声がして、そのうちの1人が私の顔を覗き込んできた。
「お…
小町、気が付いたのか?」
「滝口先生…?
ここは…
ここはいったいどこですか?
うっ…」
上体を起こそうとすると、背中に激痛が走った。
「まだ寝てろ。
鎮痛剤がまだ効いていないんだ。
ここは市内の救急病院だ。
あれからすぐに、お前を連れて来たんだ。
後で自宅まで送ってやる。ついでに、ご両親に言い訳もしてやるからな」
え、じゃあ…
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