その時、雨は更に激しさを増しアスファルトを叩きつける音で周囲からは何も聞こえなくなり…
夜の闇も重なり、ほとんど視界もなくなった。

そして横断歩道の信号が点滅し始め、立ち上がれず道路に転がったままの私の目の前でパッと赤に変わった!!


そんな状態でいる私の左側から、大型トラックのライトが凄い勢いで近付いて来るのが見えた。

この天候ではまず、運転手が私の存在に気付くとは到底思えない…


私は一か八か路面の上を転がり、反対側の歩道に近い車線に身体を移動させた。

もしトラックが外側の車線を走ってきたら、もう助からない…
でももう他にどうする事も出来ない!!


トラックが走行する地響きが、あっという間に近付いて来た。


ゴーっという轟音と共に、物凄い水しぶきが私の上に覆い被さる様に飛び散った!!



やった…
大丈夫だ生きている!!


しかし、すぐにでも次の車両が走ってくるかも知れない。


私は這いつくばり、雨水が川の様に流れるアスファルトの上を反対側の歩道に、腕の力だけで何とか移動した。


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