バスセンターまで戻り学校へと向かう途中、私は考えていた…


冷静にミコの姿を思い出すと、あれは確かに私と同じ年くらいだった。

そうだとしたら、ミコがマネージャーの言っていた制服姿の女子高生である可能性は高い。


いや…
仮にそうではないとしても、私に残された情報はそれしかない。



その時…
美玖からメールの返信が入ってきた。


>こっちはカラオケボックスが無くなっているし、近所の人に聞いてもほとんど何も分からない…
ただ、自殺者は全員男だったらしいよ。

とりあえず、私も学校に向かっているからね。


全員が男か…
それならば、ミコがその中に含まれている可能性は無い。


時刻は既に16時を過ぎていて、学校の近くまで辿り着くと下校中の生徒達が大勢歩いていた。

学校が終わり楽しそうにどこかに遊びに行く生徒達の中、私一人だけが悲痛な表情で流れに逆行して学校に向かって行く…



そして、ちょうど校門から校内に入った所で、今度は彩香からのメールを受信した。


.