「亜由美は思い違いをしてるよ。

私も彩香も、もう亜由美が危ない何かに巻き込まれている事には気付いてる…

気付いてるのに何もしないで、もし亜由美に何かあったら…
私達は、一生その事を後悔しながら生きていかなければならない。

だからね亜由美…
1人より3人の方が、絶対に良い案も浮かぶから…」


「そうだよ」

彩香が更に力を込めて私を抱き締めた…


「2人とも馬鹿だよ…
死ぬかも知れないんだよ…
本当に死ぬかも知れないんだよ?」


2人は私の言葉を聞いても全く動揺する様子も見せず、笑顔でうなずいた。

私は良い友達を持った…



私は2人に今までの事を全て話した。

ケイジの事、サイトDAのチャットの事…
そしてアキラやリサ、それにショウゴが死んだ事も全て話した。


「そんな事が…
だから私達をわざと遠ざけたのね」

「うん…」


「亜由美あんた、もっと早く言えばもっと時間があったのに!!」

「うん…」



「と、とにかく彩香、早退よ早退!!」


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