ご飯を食べ終えて食器を流しの中に乱暴に投げつけた。食器の一つや二つなんか割れても構わない。勝手に割れればいい。
それからテーブルの上の置き手紙をびりびりと破った。蒼ちゃんの几帳面な文字一つ見えなくなるくらい、粉々にした。こんな手紙を置くくらいなら、黙って出かけられた方がましだ。なんでわざわざこんなことしたのよ。
細かくなった紙切れをその場に放置して、あたしは部屋に戻った。ドアをわざと音が出るように閉めた。バタンッ! と大きな音を出しても、イライラは収まらなかった。
なんであたしは蒼ちゃんが好きなんだろう。
なんであたしはあんな男を好きになってしまったのだろう。イケメンで優しい。でも少し、いやかなり女の子っぽい。女のあたしより女の子らしい。あたしは男らしい人が好きなはずなのに。
蒼ちゃんの魅力にやられた? それじゃあ、蒼ちゃんに惚れた他の女と一緒じゃないか。
蒼ちゃんにとって、自分のことが好きな不特定多数の女の中に塗れている女じゃないか。
それからテーブルの上の置き手紙をびりびりと破った。蒼ちゃんの几帳面な文字一つ見えなくなるくらい、粉々にした。こんな手紙を置くくらいなら、黙って出かけられた方がましだ。なんでわざわざこんなことしたのよ。
細かくなった紙切れをその場に放置して、あたしは部屋に戻った。ドアをわざと音が出るように閉めた。バタンッ! と大きな音を出しても、イライラは収まらなかった。
なんであたしは蒼ちゃんが好きなんだろう。
なんであたしはあんな男を好きになってしまったのだろう。イケメンで優しい。でも少し、いやかなり女の子っぽい。女のあたしより女の子らしい。あたしは男らしい人が好きなはずなのに。
蒼ちゃんの魅力にやられた? それじゃあ、蒼ちゃんに惚れた他の女と一緒じゃないか。
蒼ちゃんにとって、自分のことが好きな不特定多数の女の中に塗れている女じゃないか。

