病気を宣告された高校3年生のお話

けれど、
それは違って。

家に帰って、
夜寝る前になって、
ようやく、
涙がひとつ零れた。

そしたら
どんどんどんどん溢れてきて。

気付いた。

自分はやっと、
現状を把握したのだと。

診断を受けて5時間経って

やっと。


頭が痛くなるくらい泣いた。

1時間以上も泣き続けた。

私は
明日からの人生に、
恐怖すら
感じていた。