病気が発覚した時というのは、
取り乱すものだと思っていた。

ドラマとか
漫画とか
小説とかのワンシーンみたいに、
その場で泣き崩れたりするものだと思っていた。

けれど、
実際はそうではなくて。

冷静だった。

自分でも驚くほどに冷静で。

なんだ、
私は案外自分というものに対して無頓着なんだな…
と思った。