そんな状況も学校に着くまで、だった。

瞳の通う、青藍学園高等部。
外見は実に立派な物でお城にある様なステンドグラスに大きく重そうな校門。
4回まであるその校舎は誰もが憧れる、つまり。お金持ちが通うような学校、そのものだったりする。

そんなところは可愛い人が沢山…など格好良い人が…と、想像を広げる人も多いかもしれない。
が、実態は全て勉強、勉強。

部活も無い、勉強ずくしの学校なのであった。