僕はそのあと急に眠たくなって意識をなくして、気がついたときにはSの父親も、天井にいたSもいなかった。

…目が覚めて目の前には警察がいて…殺人と死体遺棄罪で逮捕された。

日記には証拠があった…
17日分の…まるで僕が書いたかのような。

筆跡鑑定を依頼しようにも殴り書きの字からは時間がかかるということ、そして自分の指紋しかなかった。

ツボや敷布団を捨てたことや、Sと口論したこと…女から電話があって…もうかかってくるはずないのに…、なんてことが書いてあった。

否認したが証拠が多い…

後日ツボや敷布団からは女性の…が見つかった

運んだ時の指紋も…

Sは??

Sはどうしたんですか?

ここを紹介してくれたSのお父さんは??

…警察はSのお父さんのことは知らなかった

17日目の日記…

一階のドアの壁の外にSを…

とあった…まさか!

実況見分で家に行った

日記のままだ…Sは壁の中から見つかった

ただ場所がおかしい

2人で見たドアのあった位置は普通に壁になっていてその右?線だけ引いてた場所にドアがあって、その壁の中にSが…

じゃあ左は??

左のドアの壁を調べてください!!
…ドアがない!

警察…左?うーん、ドアもないし…何を言ってるんだ!?

( …なんてことだ、あのあときっとSのお父さんが…)

警察…部屋からは君の指紋しか出ていない、日記も書いてる…どうして2人を?

やってない!!
僕じゃない!!

信じてもらえなかった

僕が越してきてSの恋人の死体と天井にはずっとSとSのお父さんが居たと考えるとゾッとする…

ボイスレコーダーも見つかることはなく

そのまま殺人犯として判決を待った…。



一審で無期懲役…

引っ越してきただけなのにどうして、無実だ!!

そもそもSの彼女と会ったことはない!!

警察…君の携帯から彼女への着信が残ってるんだよ…Sの彼女の携帯電話にも君の履歴がね

どうして電話した?