日記!!

日記を持ってきてください!!

弁護人が日記を持ってきてくれた

パスワードみたいな暗号…残ってる

これはたぶんパスワードだ…

もしかしたら

僕の家にパソコンがあります。

押収してるよ

そうですか…そのパソコンにきっとSNSへのアクセス履歴があります。

Sも気がついてアクセスしたはずだ…必ず何かある

このパスワードを入れてもらえませんか?

IDは?

qrstuvxsyz

これで…。

ありえないって顔をしていた…覆ることのない状況だから

弁護人が来た…

パソコンを持ってる…

君の言った通り入れたよ

え?ほんとですか?

弁護人…これは証拠になる!

何があったんです?

弁護人…彼女のお姉さんの日記だよ。

お姉さん??

弁護人…正確には2人かな

…日記にはSの彼女のお姉さんとSのお父さんが付き合っていたことが鍵付きで残されていた。不倫だった。

彼女への借金でもめていて、たびたび争っていて、その場にはSとSの彼女もいた

そんな内容が続いた

その後、Sの父親はSの彼女のお姉さんを…

そして、左の壁に…

SとSの彼女は、Sの父親の紹介でこの家を借りた

案内した男を見てSの彼女のお姉さんが付き合っていた男だということに気がついて、お姉さんのことを問い詰めた…

しばらく関係ないと言っていたがSと暮らし出してしばらくして

Sの彼女は屋根裏に閉じ込められてしまった

Sの父親も屋根裏に居た

Sの彼女は姉のSNSの続きを携帯でSの父親が寝てる時に書いていた。

Sの父親が犯人だと

Sのお父さんはそれを知らなかった

Sのお父さんに二階の屋根裏に閉じ込められてSが探すも居ない

見つけることはできなかった

そして彼女が天井にいるとは思わなかっただろう…。2人は会うことなく…その後彼女は、Sの父親によって…

共犯ではなかった。
Sは何も知らなかったんだ

そんなことが明らかになった。

Sの彼女はおそらくこれを残すために日記を置いた。Sに気がついて欲しかった

Sの父親は僕をここに引っ越しさせる前に僕からの電話にSの彼女を出させた…

そのあとSに弱った彼女を見せて、おそらく僕と同じように騙したのだろう。Sに罪をなすりつけて…

共犯者として…いろんなところに隠した

そして僕が越してきて、最初の一週間で僕へ罪をなすりつける準備をして…証拠を隠蔽した。

…それが証拠になって

Sの父親は指名手配された、彼女と彼女の姉が残したSNSから写真も出てきたから…

その後Sの父親の遺書が山中で見つかって、腐敗した男性の遺体が発見された。

僕は無罪となったが、大事な友人を失った。

鍵付きのSNSからは書けない内容ばかり書かれていて、Sの父親は異常すぎた。

この家は、そんな家だったのか…。

SNSを遡ると

Sの彼女の姉もまた、チラシを見てここに住み始めた…Sの父親と別れるためにも。

だけど、Sの父親は押しかけて屋根裏に居た…機会を伺いながら、そして…

そのあとSと彼女が越してきて…

僕が容疑をかけられて

…ありえない事に巻き込まれた



すぐに引っ越してアパートを借りたが今でも天井が気になる。

しばらくはトラウマになりそうだ…


さぁ

会社に行くか!!

?!

チラシ…




嘘だろ…。



「天井」完

※この物語はフィクションです。