恋唄side


夜遅くに道を歩いていると知らない人につけられてる……


最悪。


怖い…泣泣


「…おい、金だせ」

ナイフを向けらて怖くてたまらなかった。


恐怖のあまりに声もでなくて

「なんだよ、金ねぇのか?じゃあ体で払えよ」

「…ゃっ、やめて!」

「口答えしてんじゃねぇよ!」


「てめぇ、なにやってんだよ」

「ぁ!?てめぇ誰だよ!」

「いいから離せ、ぶち殺すぞ」

「…っち」


「大丈夫か?」

落ち着いて、こしがぬけてしまった。

その場に座り込んだ。

「ケガとかしてねぇか?」

「…ぁ、はい大丈夫です。」

「良かった。家、どこ?送ってやる」

「いえ、大丈夫です」

「大丈夫じゃねぇだろ、送ってやるから」

「ありがとーございます。」

「名前、教えてよ。」

「ぇっと、櫻井 恋唄です。」

「恋唄…か、俺は大崎 翔。ヨロシク」

「よろしくお願いします。」

「ははっ、敬語やめて、あと翔でいいから」

「いや、呼び捨ては…」

「じゃぁ、お好きに」

「じゃあ……翔ちゃん!」

「え?」

やば、はず…

「ふふっ、いいね翔ちゃん」

「はい、!」


なんか今日、翔ちゃんに会えた事を嬉しく感じた。