初恋の味。

「…夏?…小夏!」

「へっえっうん」



呼ばれているのにも気づけない

ぼーっとしすぎ自分!!


「…顔赤いぞ?」

顔を覗きこまれる



「ちょっ…!!」

近いって!!!



急いで後ずさり

ザザザザァーーー!!

っと。



「赤くない!!」

「赤いし」


「暑いからだし!」



急いで火照った顔を仰いで冷やす



あー暑いなぁ~


夏だな~


…と呟いて、



怪しまれてるけど…


「まぁいいや、何食う?」


いきなり食べ物かい!

クスッと笑って、



「リンゴ飴!!」


「おっしゃ!」


二人で歩き出す