バシャッ

「...あは」


予想以上に出た水に自分で驚く

どうしよ...


夏希びしょびしょになってしまったよ、ハハ



「...お前な」

髪を水で濡らした夏希のジロッという視線


キレてるね、

どうしようもないと何か策を考えるも



ブシャー

「倍返しなーっ!」

「........」


普通...


「女子に水かけるかばかやろーーう!!」

「...女子?」


むっかー

「これでも立派な乙女ですわ!!」

「ぷっ立派ってなんだよ立派って」


そんな爆笑しなくても!

腹を抱えて笑う夏希に口が閉じない私



「もういい!...そうだ、誰誘う?」

「ぶっ...話が...急に変わって...」


だからそんな笑わなくても!!



「夏祭り?」

「うん」


他に何があるんだよ、



「私はねー茉美ちゃんっ!」

「...お前ほんと長瀬のこと好きだな」


クスッと笑われる

長瀬茉美、

自称私の彼女!


優しくて、ほわほわしてて、とにかく可愛い

あ、

あとモテるよ