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「......よし、終わったーーー!!」

「おっしゃ!」


ホースを走って片し、

叫ぶ


「ティーチャーーー!!」

「...うるさい、なんだ?」


迷惑そうな顔の先生に

「プール掃除終わりましたぁー!」


さらに叫んでやる




「よし、お疲れさん」

最終チェック完了!!


「はいこれ、やる」



先生から二枚の紙

びらびらーっと(笑)


夏希と一枚ずつ取って内容を確認する

「...これ夏祭りのやつですよね?」


それはリンゴ飴一個無料の券



「うん、そこの夏祭りのやつ」

「...いいんですか?」



仮にも教師ですしね、

「いーよ...めんどいから内緒な」



夏希と目を合わせる


「誰か誘って行こーよ!」

「よし、そうしよう!」


そういえば夏祭り久しぶりかもしれない



茉美ちゃんとか誘って来るかなー?

とか一人で妄想 


「あ、浴衣着てくよ!」

「わーすげーたのしみー」


...コイツ、



「気のせいかしら、棒読みにしか聞こえないわ」

「気のせいのわけないだろーが」


こっコイツ!!



「なんだと!?...決闘だぁ!」

「フッ...うけてたとう」



その言葉を聞いた瞬間ホースを力強く握った