目が覚めた時には病院だった。




『…ん…ひ、雛奈は?』



父「雛奈ちゃんは…意識が戻らない」





『え…嘘だ…!でもなんで?誰が運んできての?』



母「聖夜くんよ」



や、やっぱりあの声は聖夜だったんだ…で、ても、


『聖夜は?』


するとしばらく返事がない。


『聖夜になんかあったの?』


あたしは焦っていた。



父「聖夜くんは、、消えた…。」



『…は?』



あたしは頭が真っ白になった。



父さんの話によるとあたし助けに行き、腹を刺されたらしい。それで救急車を呼んで、姿をけしてらしい。



死んだのか、生きてるのかもあたしは知らない。




この時からだ。



あたしが笑わなくなり、食べ物が喉を通らない。



あたしが闇に染まったのはこのときからだった。