君の王子様になるために



あっ、今日の放課後のこと!?



「小林ちゃんのこと気にしてたん?」


「ちっ! ちがわへんけど!!」




えっ、どっちよ?



でも小林ちゃんのことで泣いてるってことは…。




「もしかして、ヤキモチ、とか?」




俺の言葉に頬を赤く染める弥生ちゃんに確信した。




俺の思い違いじゃなければ…。





もしかしてずっと機嫌が悪かったのって…。