君の王子様になるために



「…ハァ、ハァッ!」



ヤバッ、体力ないわー。



暗くて道が分かりにくいな。



でもこの辺のはず……。





えっ、あの公園で座ってるんって……。



俺はベンチの近くまで行ってみた。




やっぱり……。



「弥生ちゃん?」


「えっ、姫! なんでここに!?」




お互い呆然。



まさか、おるなんて思ってなかったからね…。