君の王子様になるために



あっ…目、合った。



えぇーそんな思いっきり目逸らすかー!



ショック…ショックすぎんねんけど…。



しかも俺以外の男にそんな笑わんといてや。



俺といるよりも楽しそうにせんといてや。





落ち込むわ…。




その時、俺の所に小林ちゃんが泣きそうな顔でやってきた。



「姫、くん…」


「どうしたん?」




すぐにピンと来た。



いつもの彼女じゃないって。