【完】初恋あめ。

「え…っ??」



なんか、こう…意外すぎて、驚きが隠せなかった。



こんな、モテて、頭が良い坂下くんが、私なんかを…?



騙されてる?




でも、坂下くんはそんなことをするような人じゃない。



「ごめん!いきなりでビックリするよな。返事は今じゃなくていい。俺ら、話したことなかったし、な?これから好きにならせてみせるから!覚悟しといてなっ!」



今までとは違う。



中学に入り、何人かに告白されたけど、好きにならせる、なんてこと言われたのは初めてだ。



坂下くん………




「坂下くん。」



「うん?」




「ありがとう。」



私がそう言ってニコッとすると、みるみる顔が赤くなっていく。





「………ろよっ。…////」



「へっ?」


坂下くん何て言ったの…??