そこに立っていたのは…





同じクラスの、坂下 良介[さかした りょうすけ]くん。



結構なイケメンと言われ、頭は学年トップの天才。



私なんか、喋ったことなくてこの1年、絶対に関わることないと思っていた人だ。



あ。っていうか、私に用じゃないかも…。


だよね。




「皆寝てるんだけど…。誰に用だった??」



「え…。誰、って野村に用があって来たんだ。」



わ、私っ?!