【完】初恋あめ。

そのあと、真っ赤な顔で帰ってきた私達は、遥と良樹くんにずっーとからかわれていたのだ。



___その日の夜。



ご飯も食べ、お風呂に入り、寝る時間です。



………………



横のベットでいちゃつく、遥と良樹くん。



…イライラ。



全く…!!こっちの気持ちも考えてよね!



もう…!



「ひ、ひよみ…」


わわっ!




ビックリしたあ。いきなり瀬川くんが話しかけてきたから。



「う、うんっ!?どうしたの!?」



自分……噛みすぎだ。



「なんだその噛み噛みの会話は(笑)」



良樹くん!笑い事じゃないでしょぉー!


「で、あんたたち、寝ないの?」



ニヤッとして、遥がそう言う。



無理だから寝てないんですよー!



………私、もう床で寝ようかな。



「瀬川くんっ私…



「ここで…ね、寝ろよ?…………」



っは!?!?



「え!え!え!い、いいの!?わ、私床で寝ようかっ!?」



うん。私、床で寝た方がいいよね…?



・・・・っていうか……



遥と良樹くん、もう寝てるし…。



早っ!!!



ということは、…この部屋には



2人だけって、ことだよね?…



「床なんて、寒いだ、ろ!!!!だから…あの…うん。一緒に、寝ようよ…」



カァアアアアアアアアア…



身体中が熱くなるのが自分でも、よく分かった。




「え…う、うんっ!!!!!!」



は、恥ずかしっい…


「えと、じゃっ、俺、隅で寝るで…!!」



「う、うんっ!!」



こうして2人で寝ることになってしまったのだ。



ううう…大丈夫かな。自分……。