【完】初恋あめ。

「うん!あ、送ってくれてありがとう」




「いいえ。おやすみなー」




「また明日ねっ」



そう言って、私も家に入った。




「ねーちゃん!!!」




弟の、真人[まさと]が話しかけてきた。



「なにー?」




「あの男、ねーちゃんの彼氏?!」



「ぶっ!!」



私は飲んでいたジュースを見事に吹いてしまった。



「うわ…きったねー……ってことは…、図星かっ!?」




「はいはいー違うから!」




そう言うと、真人はちぇっと舌打ちを鳴らし、つまんなそうな顔をした。



「なーんだ!ま、ねーちゃんみたいなチビ、男に相手にされねーか!ハハ!」



む、むかつく!!



でも当ってるから何も言い返せない!!



「真人こそ彼女いないくせに!!」



「はっ?俺いるからー!!ハハハ!」




「は、はぁっ?!」



いたのっ?!驚きのあまり開いた口が塞がらない。



「おーいねーちゃん?…………だめだ、停止してる」




意外とイケメンな弟。か、彼女までいるなんて……



なんか、負けた気がした………