俺の悪い予感は、的中した。






『転校生だ、丸山。入って良いぞ。」




先生がそう言う。



めずらしいな、転校生か。





ガラガラ…




「転校生の、丸山 花 です…!よ、よろしくお願いします!!って………隼人!?」




「は、花…?」




俺はその転校生の姿を見て、固まってしまった。





だって、





幼馴染みの、花だったから。





嫌な、予感がする。





『お、二人は知り合いか?』



先生がそう言うと、


「はい!幼稚園までの幼馴染みです」






やっぱり、花だったんだ。





『そうなのか!じゃあ、瀬川。丸山を校内案内してやってくれ。』





え、俺が?





『頼むぞー。』




先生は勝手に話を進める。





そして、席を隣にまでしてきた。





「隼人、よろしくね♪」





「…あぁ。」





なんで普通に挨拶なんかしてるんだよ。






俺と花は、幼稚園の時、確かに仲が良かった。




家も隣だったし、親同士も仲が良くて、よく遊んだりした。